ヴィクトリア(カナダ) その1


実は始めての海外は30歳を過ぎてから。
その当時通っていた英会話スクールの担任から、一度は海外に行った方がいいよとずっと言われていただけど、二の足を踏んでいました。

パスポート自体はその3年前に取得していたけれど、母が癌を患いそれどころではなくなっていたのです。
しかしその母も他界し、気分転換も兼ねて、どうしようもなく憧れのカナダ西部の島にある街、ヴィクトリアに行ってみたくなりました。

ちょうど英会話スクールの海外校がヴィクトリアにあり、そこで「留学」という名の勉強とホームステイを1週間体験。現地の生活も体験できるので旅行よりも有意義かなと。
さらに帰りはヴァンクーヴァーに寄って観光しようってことで10日間の日程にしました。

初海外が一人旅。しかも自ら空港でチェックインするのも初めて。
どうなることやら。

なお、大昔のことなので記憶があいまいなのはご勘弁を。

1999年9月11日

行きは今はなきカナディアン航空で。成田~ヴァンクーヴァー便からヴィクトリア行きに乗り換えるというものでした。
荷物はスーツケースで。この時はまだバックパックを持っていませんでした。

出発前のナーバスさとは裏腹に、実にスムーズに乗り換えまでこなしヴィクトリア空港の到着ロビーへ。
そこには英会話スクールのスタッフとホストファミリーが待っていてくれました。
ホストファミリーと初めて挨拶を交わした後、こう言われました。

「なんだ、英語しゃべれるじゃん」 :わはは:

・・・すんません、一応初級クラスではないもので。

それから彼らの車に乗って家まで。
私のホストファミリーは正確には「ファミリー」じゃなくて、WさんとKさんの恋人同士。(後に結婚しましたが)
Wさんはローカルテレビ局のカメラマンで、Kさんは保険会社の経理だったかな。
今回が初めてのホストファミリーだったそうです。

年齢も近くて、家族というより友達になりました。
年齢の話はしなかったけど、向こうからいきなり「何どし?私はひつじ年」と言われてビックリ。
さすが多民族国家。

家はヴィクトリアの郊外にあって、1階建てだけど庭には階段で下りるという、坂道にあるところ。
バスルームが2つあるので、ステイ中は1つを私専用として使わせてくれました。

そのバスルームの横にはシャクナゲの日本画が飾られていて、普段から日本の文化に触れていそうな感じでした。家では二人とも靴を脱いでいましたし。

私はなんか違和感があってルームシューズを履いてました。(普通逆です)

お土産は日本のことを英語で紹介した本と、ケン玉とダルマ落とし。
この日のためにケン玉の練習をしておきながら、移動疲れからか、上手くできませんでした。でもダルマ落としはなんとか。

二人とも面白がってくれて、その後時々リビングからケン玉の「カッコン」という音が響くようになりました。

食事は毎日いろんなものを作ってくれて、とてもおいしかったんですが、問題はメープルシロップ。
「メープルシロップは高いからこれはイミテーションなんだ」ということで、パンケーキにかけたのはメープルの香りがする「なんちゃってシロップ」でした。

・・・せっかくカナダに来たのに~。 :ちぇっ: