金曜の20時に日本テレビで放映している「ネプ&イモトの世界番付」が好きでほぼ観ているんですが、先日の内容が「イギリスのメシは世界一マズい」でした。
いや~声上げて笑いました。 ホントすぎて。
イギリス人の「自虐ギャグこそ英国人の誇り」な反応も相変わらず最高でしたし。
ところで、食の好みにうるさい人はイギリス旅行できないのかというと、そんなことはありません。
イギリス料理以外は美味しいです。
・・・・・・・・・・。😑
と締めるわけにもいかないと思いますので、自分の10年前の経験ですが、ショーゲキを受けた食べ物、お気に入りだった食べ物を紹介します。
ショーゲキ編
白いソーセージ
自炊していた時にスーパーで購入したので、観光客が食べることはあまりないと思いますが、白いぽってりしたソーセージです。
見た目ドイツのヴァイスヴルストっぽいですが、原材料が違います。
原材料ってのは基本、配合量の多い順に記載されているんですが、私が購入したブツは、
豚肉の前に「デンプン」と書かれてました。
どうやらソレは皮が完全にカリっとするまで焼かなければならないらしいんですが、そうせずに食べたところ、「グニョッ」というおよそ食品とは思えない食感が口の中に広がりました。
再チャレンジする気も失せて、それ以後ソーセージを買うときはドイツ産オンリーになりました。
ベイクドビーンズ
これに卵・ベーコンまたはソーセージを合わせたのがイギリスの朝食の定番です。
インゲン豆をトマトソースで煮たもので、家で作るというより缶詰を買うのが一般的で味は悪くありません。
ただし和食そのままのイメージで豆の煮物は「ホクホク」しているものだという先入観で食べると、痛い目に遭います。
食感はありません。
歯のない人でも無理なく食べられる柔らかさ。つまりすでに豆ではない。
慣れれば大丈夫です。きっとね。
キドニーパイ
イギリス人の好きなパイ料理はアップルパイの上に激甘クリームをかけたスイーツ系とか、ミートパイなどの食事系などさまざまあります。
で、「キドニー」とはなんやねん、って話ですが、いわゆる腎臓です。
あんたらが肉の臭みを消すスパイスを求めて世界中を航海した努力は一体なんだったんだ、と叫びたくなる臭さでした。
コレが口に入れたことを後悔した自分的No.1です。
美味しいもの
コーヒーチェーンのフード類
イギリスにはスタバだけじゃなく、イギリス独自のコーヒーチェーンも多くあります。
そんな店はフード類も充実していて、自分の外食ローテーションはほぼコーヒー店でした。
一番お気に入りだったのがPret A Manger(プレタマンジェ)、フランス語ですがイギリス系です。
サンドイッチが充実しているほか、スムージーやポテチ、ブラウニーも美味しかったです。
スシもありましたが冷え冷えだったので試してはおらず。
たしか巻き物だけだったと思います。
自分が住んでいた当時は、カフェラテが各チェーンで一番安かったってのも嬉しかったですね。
他にも好きだったのがCaffè Nero(カフェネロ)、イタリア語だけどこれもイギリス系。
なのに店員がイタリア訛りばかりで聞き取れたためしがなかったのが悔しい。
ここはイタリア風を名乗るだけに一番エスプレッソ感が良かった。
またコッペパンのサンドイッチみたいなのを冷蔵棚から取ってレジに渡すと「焼きますか?」と聞いてくるので焼いてもらうと、ホカホカのパニーニにして渡してくれます。
思い出すだけでヨダレものの美味さでした。
その他にもCOSTA、EAT.などもイギリス系コーヒーチェーンです。
ちなみに、10年前はどの店も夏以外はアイスカフェラテを販売していなかったけど、今もなのかなぁ。
各国料理のテイクアウト店
四角い紙パックに入ったアジア料理とか、長ネギとシイタケが入った日本「風」カレーライスとか、まあマズくはなかったですよ。
料金もそんなにしませんでしたし。
スーパーの総菜コーナー
特にロンドンの場合ですが、大都市なだけあって世界中から人が集まっているため、食べ物も国際色豊かになっています。
そうなるとサービス業の従業員がイギリス人でない場合も増えてきます。
そのため、惣菜のバリエーションが豊かになり、味付けのセンスも国際的なレベルになります。
野菜・パン
イギリス料理がマズいのは、あくまで調理方法がヤバいからであって、素材自体は悪くありません。
野菜は種類も多く、どれも美味しいです。
特にじゃがいもは準主食なので種類も豊富で、手のひらサイズからミニトマトくらいのまで大きさもさまざま。
またミニトマトはどのスーパーでもパッケージに「冷蔵庫に入れると味が落ちるので室温で保存してください」と書かれてあり、そのとおりにすると非常に美味しく食べられました。
またパンは主食なだけあって回転が早いため、店内で焼いているスーパーも多くありました。
お気に入りだったのはブルーベリー入りベーグルと、チョコラティン(chocolatin)という、クロワッサン生地を四角く折り畳んでチョコを挟んだものでした。
お米入りヨーグルト
最後に、激マズなものを食べてお腹の調子が悪くなった場合におススメなのが、お米入りヨーグルト。
欧米では「ライス・プディング」などのように、小麦粉と同じ扱いで米もお菓子の材料になります。
ヨーグルト+お米というと、どんな味なんだと不安になるかもしれませんが、なんかツブツブが入ったヨーグルト、くらいな感じです。
甘いお粥というかお米の味はほとんどしないので、自分は食べ終わってからパッケージ見て「うわ、riceって書いてある」と気づいたくらいです。
などいろいろ書きましたが、ネタとしてイギリス料理を食べてみるのもおすすめです。 意外に美味しいかもしれませんし。
ちなみに、自分は今でもイギリス料理のフィッシュアンド・チップスとシェパーズパイが大好きですよ。
日本で味付けされたヤツですけど。😜